大人になって、突然、顔中に吹き出物ができてしまったとき、ショックで何も考えられなくなってしまいますよね。
私が、顔中に突然吹き出物ができたのは、33歳のときでした。何が起こったのか、何でこんなことになったのか分からくて、外出するのが嫌になりました。でも、外出しないわけにいかず、結局いつも通りメイクをして外出をしてしまいました。
「そのうち落ち着くだろう」と信じて・・・
でも、落ち着くことはなく、いくつかの吹き出物は化膿。そうして初めて皮膚科へ診察に行ったのです。
その後、試行錯誤を繰り返し、1年後には落ち着きました。その時以来、肌が不安定。いわゆる敏感肌になってしまいました。
あの時、すぐに正しく対処していればと後悔しています。
もし今、吹き出物やニキビが顔中に出来て困っている人がいたら、不安を抱えずに冷静に対処してくださいね。
今回は、「大人の吹き出物やニキビができてどうしたらいいか分からない人」に対処方法を紹介します。
Contents
皮膚科で診察をうける

まずは、皮膚科で見てもらうことが先決!
医師に相談して、吹き出物やニキビの悪化を防ぎましょう。放っておくとニキビは化膿して酷くなってしまいます。ニキビ跡も大きくなり、シミになったり陥没してしまうこともあります。
そうなる前に、医師に診てもらいましょう!
まずは、それ以上酷くならないようにすること。これが先決です。
顔中にできた吹き出物やニキビは、直ぐ落ち着くものではありません。だからこそ、一刻も早く受診しましょう。
行く時は、肌を診てもらうので、必ずノーメイクで行きましょう。
ところで、私が病院に行ったとき、肌荒れの原因は、病院で特定できませんでした。
先生が原因を突き止めてくれるわけではありません、自分で生活を振り返って、原因を追究するしかないのです。
朝は洗顔料を使わず、水のみで洗顔

1番大切なことは、肌への刺激を減らすこと。
吹き出物ができると、「肌に汚れが溜まっているから吹き出物ができるので、まずは毛穴の汚れをキレイに洗い流しましょう」と言われることがあります。
若い肌や脂性肌で、しかも吹き出物やニキビが1、2個程度なら洗顔もいいかもしれませんが、顔中にニキビができた時は要注意。
洗顔料の成分が肌に合わないこともありますし、洗顔料で皮脂をとり過ぎてしまったり、肌のうるおいが荒い流されて、余計に悪化しまうことがあります。
つまり、洗顔によって肌が乾燥してしまったりバリア機能を壊してしまうのです。
顔中に吹き出物ができているとき、皮膚が薄くなっているのが分かると思います。
それは肌のターンオーバーがうまくいっていなくて、皮膚が薄くなり過ぎているのです。つまり、新しい皮膚が生まれる前に、一番外側の皮膚がどんどん剥がれてしまっているということなんです。
「皮膚が薄くなっているな」「何だか肌が刺激を感じやすいな」と感じたら、洗顔料を使う回数を減らし、うるおいが逃げ出さないように気をつけましょう。
顔中に吹き出物がないときは、普通に洗顔料を使っても大丈夫。あくまで、顔中に吹き出物ができた時のみです。
クレンジング・洗顔は冷たいぬるま湯で
熱いお湯や、シャワーのお湯でクレンジングや洗顔をしていませんか?
32°Cくらいの、冷たいなと感じるくらいのぬるま湯で洗顔しましょう。
お風呂などの給湯温度は人にもよりますが40度前後になっているのではないでしょうか。この温度では、洗顔するには高温過ぎます。
顔を洗うときは、洗面器などにお湯を入れ、水を足してから使用するか、給湯温度を下げて洗顔しましょう。
肌温度よりも高めの温度のお湯で顔を洗うと、皮膚の表面の皮脂をとり過ぎてしまいます。
まずは、肌を整えることに重点をおきます。
ぬるま湯でのクレンジング・洗顔は、顔中が吹き出物だらけの時以外も必ず習慣にしましょう。肌の乾燥に悩んでいる人も、お湯の温度が原因という人もいるのではないでしょうか。洗顔時の温度の見直しをしてみては?
肌荒れ用の化粧品に変える(ニキビ用はダメ)
若者向けのニキビ肌用のものは、刺激が強いので、使用すると吹き出物がヒリヒリとしませんか?
確かに、ニキビ肌用の化粧品は、ニキビに有効な成分が配合されていて、薬用化粧品として販売されていますが、顔中に吹き出物がでている場合、その成分は刺激になってしまいます。特にニキビ肌用として売られているスクラブ入り洗顔は絶対にダメ!
大人の吹き出物やニキビに必要なのは、バリア機能を整えるケア。化粧品は敏感肌用の抗炎症成分が配合されている化粧品に代えましょう。
万が一、ピリピリと痛んだり痒みを感じたら、使用を即止めましょう。水で洗い流してすぐに皮膚科へ行きます。
顔中に吹き出物が出た状態というのは、単にニキビができているというよりも、肌状態が不安定になって、刺激を受けやすい状態なんです。

低刺激性の化粧品で、抗炎症成分配合の化粧品を選んで様子をみましょう。
✔抗炎症成分配合の化粧品はこちらの記事をご覧ください。

もし、皮膚が炎症を起こしているときは、化粧品の使用は控えてください。
顔中に吹き出物が出来ている時、肌がカピカピに乾燥した状態になることがあります。そんな時には肌を潤さなければと焦って「コラーゲン配合」と書かれている化粧品を使いたくなってしまいますが、要注意です。
そのカピカピ状態は、肌のターンオーバーが過剰になって肌が薄くなったことで乾燥している状態です。セラミドかアミノ酸が配合されている化粧品でケアします。セラミドやアミノ酸は肌のバリア機能を補ってくれる成分です。
私の肌荒れお助けコスメを紹介
私の肌荒れ中のお助けコスメは、ドラッグストアで購入できる『ノブ』と『キュレル』。
特に『ノブ』は、セラミドもアミノ酸の両方が配合されていて、肌がうるおいます。『キュレル』はセラミドのみですが、お手頃価格。
どちらも薬用で、抗炎症成分が有効成分として配合されているので、吹き出物になった時はおすすめです。
肌荒れ中のクレンジングは『ミノンのクレンジング』を使っています。やさしい使用感なのに、しっかりメイクも落としてくれますよ。
メイクは軽めに
メイクに関しても、顔中に吹き出物が出来ているときは控えた方がいいです。
とはいっても、仕事やイベントなど、どうしてもメイクをしなくてはならないときもありますよね。そんなときは、肌に負担の少ないメイクで乗り切りましょう。
ミネラルファンデーションは、クレンジングの必要がなく、敏感肌の人でも使いやすいファンデーションの1つです。日焼け止めの効果もあり、余計なものを塗る必要がないので、肌への負担が少なくて済みます。基礎化粧品の後につけるだけなので、3ステップで完了なのもいいですね。こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
✔肌負担の少ないメイク方法はこちらの記事をご覧ください。

ビタミンCのサプリを飲む

体は内から作られるもの、肌が不安定な時は特に、サプリメントで補給しましょう。
特に、肌が荒れている時は、外からの刺激に弱くなっています。化粧品だけで補おうとするのではなく、体の内側からも健康に気をつけて。
バランスのとれた食事、余計なおやつを控えるなど気をつけていますか?
基本的な生活を整え、さらにサプリメントを補給していきます。
特に、ビタミンCは積極的にとりたいサプリメントです。
顔中に吹き出物が出来ると、焦ってしまって、あれもこれもと手を出したくなりますが、まずは食生活を見直すこと、そしてビタミンCをとることを心がけましょう。
それでもおさまらないときは?
自分にとって何が肌荒れポイントなのか、見つけてみましょう。
ポイントは、顔に触れることがあるものです。気をつけてみると結構色々あります。
アレルギーになっていないか
化粧品にアレルギーのある成分が配合されていないかチェックしましょう。これまでは大丈夫だったけど、大人になってから発症しているかもしれません。
日光アレルギーやアトピーなどの可能性もあります。
大人になってから、アレルギーになることもありますので、できれば病院で相談してみましょう。
寝具を清潔にしているか
顔に直接、しかも長時間触れているのは、寝具です。
清潔にしていますか?こまめに洗濯しましょう。
寝具は、最低でも週1回は洗濯しましょう。
日焼け止めは低刺激性から選ぶ
炎症を起こしている場合は塗らなくてもいいのですが…
シミの原因になるので、日焼け止めはできれば塗った方がいい。
低刺激性の日焼け止めの中から好みの使用感のものを選びましょう。今は化粧下地効果もあって、肌をキレイに見せてくれるものがありますよ。
✔敏感肌の日焼け止めはこちらの記事をご覧ください。

洗濯洗剤が合わない
タオルは、洗顔後や入浴後に使います。
洗剤を換えた後、肌荒れした場合は、洗剤を疑ってもいいでしょう。速やかに使用をやめて、元の洗剤に戻します。
成分の違いを調べて、その成分が特定できれば、これから気をつけることができます。
シャンプーなどのヘアケア剤が合わない
シャンプー、トリートメント、ワックス、ヘアクリーム、ヘアオイル、、etc…ヘアケア剤は顔と近い位置にあるので、影響することも多いです。
合わなければ、すぐ使用をやめましょう。
私は、洗い流さないトリートメントを使って寝ると、翌日ニキビができます。何度か試したので、確実。それ以降は、洗い流さないトリートメントを使わないことにしています。洗い流さないトリートメントは簡単だし、便利なんですけどね。肌にあわないものは使えません。
メイク道具が汚れている
顔に直接触れるもので、気づきにくいのがメイク道具。
ファンデーションのスポンジや、フェイスブラシ、チークブラシなどは洗っていますか?
毎日使っているので、週に1回くらいは洗いたいものです。
私が以前、肌荒れしたとき、相談したBAさんが、ファンデーションのスポンジの使い方で良い方法を教えてくれました。
「スポンジは、片面使ったら、翌日は反対面を使って、すぐにスポンジを洗うといいですよ」と言っていました。同じ場所を繰り返し使わない方法です。
どうしても「洗うのが面倒」だと感じている人は、使い捨て出来るスポンジを使うといいです。多面体になっているので、毎回違う面を使って、全面使ったら捨てます。
✔メイクスポンジの記事はこちらをご覧ください。

まとめ
どうでしょうか?あてはまるものはありましたか?
顔中に吹き出物が出た時は、極力、肌への刺激を減らす方法を検討してください。
吹き出物は、生活の見直しが必要だという体からのサインです。
大人になって、体質が変わってしまうこともあります。今までは大丈夫だった、という過信は禁物。長く付き合う自分の肌ですから、何がダメなのか、自分を知ることが大切だと思います。
私は、アルコール系の成分が合わないことが多いようです。化粧品選びでは、何度も失敗し、ようやく合わないものがわかりました。肌荒れをする前は、大丈夫だったのに、突然肌が拒絶し始めたのです。ただ、他にも合わない成分がありそうです。
合わない成分が分かると、化粧品選びが楽になります。
合わない成分が分からない間は、化粧品に対して、恐怖心を抱いていました。一生、メイクができないんじゃないかという絶望感さえ味わいました。
メイクをするのは、好きだったのでショックでした。でも、肌荒れを経験して、自分自身と肌を見直す、良いきっかけになりました。
もし今、肌荒れに悩んでいる人がいたら、きっと良くなると信じて、自分の生活を見直しましょう。
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乱れたバリア機能を補ってくれるスキンケアをしましょう。

メイクも少し工夫して、やさしいメイクを心がけて。

日焼け止めは低刺激性のものから選びましょう。
