高保湿でバリア機能を守ってくれるヒト型セラミドに注目！

乾燥する肌に潤いを与えたり、バリア機能を守る成分として注目されている『セラミド』。

そんなセラミドの中でも保湿力が高く、エイジングケアとしても注目を集める成分『ヒト型セラミド』をご存知でしょうか？

セラミドは、おおまかに天然セラミド・合成セラミド・植物性セラミド・ヒト型セラミドの４種類に分類されます。

この中でヒト型セラミドは、人の細胞間脂質にあるセラミドとほぼ同等の構造で、保湿力も優れていて、さらに刺激が少ないと言われています。

購入するときは、成分表を見て、どんな種類のセラミドが配合されているのかをチェックしてみましょう。

ヒト型セラミドの表記

ヒト型セラミドは成分一覧にはどのように表記されるのかを調べました。

すると、一般化粧品と医薬部外品(薬用)化粧品で表記名が異なっているなので、購入するときはご注意ください。

一般化粧品の場合

ヒト型セラミドには、以下のような種類があります。

セラミド１／セラミドEOP
セラミド２／セラミドNS(NG)
セラミド3／セラミドNP
セラミド4／セラミドEOH
セラミド5／セラミドAS(AG)
セラミド6
セラミド６Ⅱ／セラミドAP
セラミド７

※セラミドには２つの呼称があります。数値で書かれている場合と、英字の場合と2通りありました。数値表記の方は旧式の書き方のようですが、化粧品成分一覧には今でも数値で表記されていることが多いです。

化粧品によって、どちらが書かれているかまちまちですが”セラミド”の記載があるので化粧品成分を、チェックしてみましょう。

医薬部外品(薬用)化粧品の場合

医薬部外品の化粧品の場合は、セラミド○○という表記とは違って、ちょっと難しい呼称になっていました。

N-フィトスフィンゴシン → 旧名称で、セラミド1
N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン → 旧名称で、セラミド2
N-ステアロイルフィトスフィンゴシン → 旧名称で、セラミド3
N-2-ヒドロキシステアロイルフィトスフィンゴシン → 旧名称で、セラミド6Ⅱ

ヒト型セラミドの種類でどう違う？

化粧品成分を見てみると、セラミド２が配合されている化粧品をよく目にします。

セラミド２は保湿力が高いので、乾燥が気になる場合はチェックです。

　　セラミド６とセラミド6Ⅱは、バリア機能改善のほかにシワを抑制する働きや、肌の正常なターンオーバーを促す作用もあります。

引用元：化粧品成分表示の読み方手帳より　　

エイジングケアとして取り入れたい場合は、セラミド６、セラミド６Ⅱをチェックしてみましょう。

日本人女性は成人を過ぎると、セラミド1および2は増加し、セラミド3および6は減少すること

引用元：化粧品成分オンライン

減少するといわれている、セラミド３と６を補うといいようですね。

ヒト型セラミドが配合されている化粧品

敏感肌さん用の処方になっているもののなかから、ヒト型セラミドが使われているおすすめのスキンケアラインをご紹介します。

成分一覧の中で、上位に表示されている方が配合量が多いのでチェックしましょう。

ヒフミド

◆配合されているヒト型セラミドの種類

セラミド１、セラミド2、セラミド3

ヒフミドのスキンケアは、クレンジング・洗顔料・化粧水・クリ―ムの全てにセラミド１，２，３が配合されています。クレンジングや洗顔料にまでしっかり3種類ものヒト型セラミドが配合されている贅沢な仕様。特にクリ―ムは、ヒト型セラミド４％と高配合率。乾燥肌に悩む人におすすめしたい贅沢配合クリ―ム。

VINTORTĒ(ヴァントルテ)　ボタニカルモイストシリーズ

◆配合されているヒト型セラミドの種類

セラミド１、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ

こちらのボタニカルモイストシリーズは、ローションと美容液が３種類、クリ―ムには4種類のヒト型セラミドが配合。敏感肌もエイジングケアできるスキンケアとして人気。

肌荒れしやすい方も使いやすいスキンケアになのに、肌にツヤを与えてくれるので、年齢を重ねた女性が心から楽しめるスキンケアになっています。

DECENCIA(ディセンシア)

◆配合されているヒト型セラミドの種類

セラミド２

ディセンシアでは、１種類のヒト型セラミドが配合。

ヒト型セラミドの種類が少ないんじゃない？と不満に思うかもしれないけれど、ディセンシアの技術は結構すごい。ヒト型セラミドを『ナノカプセル化』といって要するに成分を小さくしている。成分を小型化することで、普通のヒト型セラミドよりも、より肌へ浸透しやすくしています。さらに、小型化したヒト型セラミドの中に保湿成分を閉じ込めて肌に送り届けるので、肌はより保湿を実感できる、というしくみ。種類ではなく肌に送り届ける質に着目したスキンケア。