ストレスや生理、不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなど、ときどき肌が荒れることってありますよね。
ときどきではなく、いつも肌荒れしている人はスキンケア方法の見直しが必要です。
これは、間違ったスキンケアを続けていた可能性があります。キレイになるために使っているスキンケアが、肌荒れの原因になってしまっては悲しいですよね。
間違ったスキンケアは、肌のバリア機能を低下させてしまいます。バリア機能が低下すると、肌荒れを起こしやすい肌になってしまうのです。
ただし、肌荒れで見極めたいのは、「バリア機能が低下している状態」と「ある特定の成分に対してアレルギー症状がでている状態」。
どちらなのかは見極めなければなりません。
(※アレルギーの場合は、病院で相談してみましょう)
今回は、バリア機能が低下したことで肌荒れを起こしている人に、スキンケア方法を紹介します。
間違いやすいポイントを抜粋していますので、チェックしてみましょう。
基本的なことなのですが、出来ていない人は多いものです。
スキンケア方法のポイント
その1 洗顔は少し冷たく感じる程度のぬるま湯を使う
洗顔に最適な温度は34~36℃といわれています。
これは「ちょっと冷たいかも」と感じるくらいのぬるま湯。
このくらいの温度のぬるま湯で洗顔すると、肌のうるおいを逃がさずに洗顔することができます。
もし、温かいと感じるくらいの温度で洗顔してしまうと肌のバリア機能であるセラミドが肌から流れ出てしまいますので注意しましょう。
その2 クレンジングは手早くやさしく
クレンジングは肌に最も負担になるケアなので、特に気をつけます。
クレンジングの時、指で肌をこすってしまうと、肌荒れやしみ、しわの原因になることもあります。たっぷりの量でクレンジングしなければ、肌をこすって刺激になってしまいます。
量はクリ―ムなどの場合で、ゴルフボール1個分は必要です。
クレンジング剤は刺激が強いので、肌につけておく時間は短く。マッサージをしたり、汚れを落とすためにゴシゴシ指でこすると刺激になって肌荒れの原因になってしまいます。
汚れを落とす適切な時間だけで十分です。
クレンジングはなるべくおだやかなものを選びます。
クリ―ムかジェルのタイプがいいようです。
肌にやさしいのはクリ―ムかジェルのタイプです。オイルやリキッドのタイプは洗浄力が強めのものが多いので気をつけて。
引用元:リカバリ―美容事典
皮膚科医の吉木伸子先生の著書。
肌の調子をもっとも左右するするのが、クレンジングなんだそうです。こだわりをもって慎重に選びたいですね。
クレンジング剤は2,000円以上から選ぶことをすすめています。
その3 タオルでごしごし顔をこすらない
タオルは、軽く顔に押し当てるようにあてて水分をとります。
肌の水分をタオルで完全にぬぐってしまう必要はありません。肌に多少水分が残っているくらいでいいのです。
顔をタオルでごしごし拭いたり、ギュっとタオルを顔に押し当てたりしていませんか?
肌を傷つけて肌荒れの原因になるだけでなく、しみなどの原因にもなってしまいます。
その4 クリ―ムをつける時は手のひらで「ゆるめて」から使う
クリ―ムなどの伸びが悪いテクスチャーのものを使う時は、手のひらでテクスチャーを緩めて使います。
肌の上にクリ―ムをのせて、直接伸ばすのはやめましょう。
保湿力高いものの中には、硬めのクリ―ムも多いものです。
手のひらで少しクリ―ムを伸ばしてテクスチャーをゆるくしてから、肌にやさしく押し当てるようにつけましょう。
その5 バリア機能を補う化粧品を使う
バリア機能を補ってくれる成分は、セラミドとアミノ酸類です。
セラミドの方が、アミノ酸より保湿力が高いので、化粧品選びの参考にしましょう。
さらに、セラミドの中でもヒト型セラミドは、肌の細胞間脂質の主成分であるセラミドと同等の構造をしています。このため、肌への親和性が高く肌になじみやすいそうです。ぜひ取り入れてください。
成分一覧には、「セラミド2」や「セラミドNP」のように、セラミド+英数字で表記されています。
ヒト型セラミドの表記や配合されている化粧品について、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
✔ヒト型セラミドの表記やおすすめスキンケア情報はこちら
その6 肌荒れ中・予防には抗炎症成分が配合されている化粧品を使う
肌荒れ中は、抗炎症成分が配合されている医薬部外品(薬用)スキンケアを選びましょう。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどがおすすめです。
肌荒れ予防にも抗炎症成分が配合されている薬用スキンケアを使うことで、肌荒れを予防することができます。例えば、生理前など肌荒れする可能性が高いことが分かっている場合に、予防として使うといいですね。
肌荒れ中におすすめのスキンケアはこちらの記事をご覧ください。
✔肌荒れ中の化粧品の選び方とおすすめの化粧品
>>肌荒れした時におすすめの化粧品
その7 肌にあわない成分が配合されている化粧品を使わない
肌荒れが続いているのに、「自分の肌にあわない成分が何か」を知らない人は多いと思います。
エタノールやパラベン、香料、紫外線吸収剤‥など、つけて肌荒れしてしまったことはありませんか?
他にも、刺激になって肌荒れの原因になってしまう成分はありますので、肌荒れしやすい人は化粧品の成分に気をつけましょう。
何が自分の肌にあわないかを知っておくことはとても大切なことです。
肌荒れしやすいだけ?それとも敏感肌?
肌荒れしやすいだけだと思っているけれど、実は敏感肌になっている人がいます。
ところで、『敏感肌』と『肌荒れしやすい肌』の違いは何でしょうか?
じつは、敏感肌という肌質はないのですが、近年では敏感肌という肌状態がようやく認識されつつあります。
敏感肌について、現在は以下のような認識になっているそうです。
敏感肌については化粧品関係者と医師との間で見解の違いもありましたが、「敏感肌の方は潜在的にバリア機能が低下した乾燥した肌が多く、かぶれ易く、荒れやすい肌」という共通認識になっています。
引用元:美肌の科学より
つまり肌荒れしやすい肌も敏感肌です。
もし「敏感肌に当てはまるな」と思う人は、肌荒れしていない時でも敏感肌用の化粧品を使いましょう。肌荒れを予防できます。
✔敏感肌化粧品の選び方はこちらの記事をご覧ください
今は、敏感肌化粧品にも乾燥ケア・エイジングケア・美白*ケア化粧品があるので、化粧品選びが楽しめるようになっています。敏感肌だからと落ち込まずに楽しくケアしましょう!
*シミ・そばかすを防ぐことによる
肌荒れ中はメイク方法にも気をつけて
肌荒れ中は、メイクも肌に負担がかかりにくい方法で行います。
普段のメイクを少し変えましょう。目立ちにくいメイクで肌に負担をかけないようなメイクを心がけましょう。
✔肌荒れ中はメイクもひと工夫
>>肌荒れ中のメイク方法をチェックする
https://kireinochikamichi.com/archives/519
続けなければ意味がない!
顔の表面の皮膚は28日ほどで生まれ変わると言われています。
スキンケア方法を変えてすぐに変化が現れるわけではないので、続けることが大切です。
洗顔方法は水温に気をつけるだけなので簡単です。
でも、実際にやってみると水を足したり水温を変えたりしなければならないので、少し面倒だと感じる事でしょう。
ですが、水温は肌のうるおいを奪わないための大切なステップですから、必ず守ってくださいね。
また、スキンケア製品をセラミドやアミノ酸類が含まれるスキンケアに変えるのは比較的簡単にできますが、ご自分の肌にあうものを見つけてください。
合わせて読みたい記事
肌荒れしている時におすすめのスキンケアはこちらをご覧ください。
バリア機能を補ってくれるヒト型セラミドという成分についてはこちらの記事をご覧ください。
参考文献
38歳からはじめたいリカバリー美容事典 [ 吉木伸子・中村格子・田村マナ ] |
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