日焼け止めを1年中塗っていますか?くもりの日や冬も日焼け止めはマスト。
「紫外線」は、シミ・そばかすの原因になるだけでなく、シワの原因にもなります。
さらに、肌のバリア機能を低下させたり、肌の乾燥をまねくといった悪影響を引き起こすとされています。
敏感肌の人は、特に積極的に紫外線対策を取り入れなければなりません!
ですが…敏感肌の人にとって日焼け止め選びは結構大変ですよね。
日焼け止めが肌にあわないことが多く、肌トラブルの原因にもなってしまいます。
- 皮がむけたようになる
- 粉を吹いたようになる
- 赤くなる
- ニキビができる
- かゆくなる
etc..
今お使いの日焼け止めはどうですか。あなたの肌にあっていますか?
肌荒れしやすい肌や敏感肌さんは、残念ながら「今人気の日焼止め」や「人気モデルの○○が使っている日焼け止め」という理由だけで日焼け止めを選ぶと、失敗が多くなります。
肌が比較的強いタイプの人であれば、どんなものでもチャレンジしていいのですが、もし肌荒れしやすいタイプであれば、敏感肌のことを考えて作られている日焼け止めを選びましょう。
今回は、日焼け止めの選び方とおすすめの日焼け止めを厳選して紹介します!
敏感肌の日焼止め選びのポイント
敏感肌さんの日焼け止め選びは、このような点をチェックしてみましょう。
・肌にやさしい処方(低刺激処方)
・肌に合わない成分が入っていない
・テクスチャーがやわらかい
・保湿成分が配合されている
・抗炎症成分が配合されている
◆肌にやさしい処方
日焼止めは、2~3時間ごとに塗り直すことでより効果を発揮します。でも、1日に何度も塗り直すということは…肌負担の少ない処方になっているものを選びたいですね。
では、肌にやさしい処方ってどういうことでしょうか。
よく肌にやさしい処方として記載されているものをご紹介します
- 合成香料、合成着色料などが不使用
- エタノールが使われていない
などがあげられます。
さらに、紫外線吸収剤を使っていない、いわゆる『ノンケミカル処方』の日焼け止めの方が低刺激だとされています。それに関しては、次項でお話しします。
◆合わない成分が入っていない
人によって、合わない成分は違います。刺激が強いものだけでなく、刺激が強くないものの中にも肌に合わないものはあります。
個人差がありますので一概にコレ!とはいいきれません。
もちろん、合わない成分でも、配合量が少なければ大丈夫!ということもあります。その場合は、成分表から上位に表示されているのか下位表示なのかをチェックしましょう。
私は、エタノールが合いません。
エタノールは結構有名な刺激性の成分で敏感肌さんは敬遠している人が多いと思います。ごく少量の配合であれば大丈夫なのですが、成分表の上位に表示されている場合は荒れる率が高いので、必ずチェックしています。
過去の失敗から、どんな成分が肌に合わないかを知っておくことは重要です。
◆テクスチャーがやわらかい
肌に塗るときに肌への負担がかからないやわらかめのテクスチャーがおすすめです。
おすすめの形状はこちら。
- エッセンス
- 乳液
- ゲル状
注意したいのは、化粧品は、乳液・クリ―ム…とパッケージに書かれていても、ブランドによってテクスチャーにバラつきがあること。
どのようなテクスチャーなのか確認してから購入しましょう。(乳液と書いていても、クリ―ムのようなテクスチャーのものも中にはあります)
◆保湿成分が配合されている
バリア機能を高めてくれるセラミドやアミノ酸類が配合されている日焼け止めがおすすめです。セラミドやアミノ酸類はバリア機能を改善するだけでなく、肌も保湿してくれます。
◆抗炎症成分が配合されている
肌荒れや炎症を抑えてくれる成分が配合されている日焼け止めです。
代表的な抗炎症成分には、グリチルリチン酸2K、アラントイン、カンゾウ根エキス、ヨクイニンエキスなどがあります。
敏感肌用とされている日焼け止めの多くは、抗炎症成分が配合されています。
敏感肌はノンケミカルを選ぶべき?
日焼け止めを選ぶ時の基準として、紫外線吸収剤(ケミカル)と紫外線散乱剤(ノンケミカル)があります。これらは、敏感肌用の日焼け止め選びになると必ずといっていいほど注目を浴びます。
敏感肌は、ノンケミカルを選ばなくてはいけないのでしょうか?
また、どのような違いがあるのでしょうか?
◆ケミカル:紫外線吸収剤配合
- オキシベンゾン(-1~-6、-9)
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
紫外線の熱を吸収して、熱などに変換することで日焼けを防ぎます。色はもともと透明なので白浮きしにくい。
紫外線吸収剤(ケミカル)の日焼け止めは、「アレルギーの原因になることもある」として厚生労働省が作るポジティブリストによって配合規制されています。
このように「アレルギーの原因になることもある」という理由から、敏感肌では「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」の日焼け止めが推奨されています。
◆ノンケミカル:紫外線散乱剤
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
紫外線を反射させて、肌に届かないようにすることで日焼けを防ぎます。紫外線散乱剤は、基本的に白い粉。ですから、塗ると白浮きしたような仕上がりになっていましたが、近年は粉を小さくすることにより白くなりにくい仕上がりになってきています。
ただ、小さな粉になったことで、落ちにくくなり洗顔で落ちにくいものもあります。
注意したいのは「石けんで落とせる」という表示。これは、石けんでは落ちるという意味で、クレンジングや洗顔料では落ちにくいこともあるので注意が必要です。
実際私もこの表示を見落としていて、なかなか落ちない日焼け止めに悩まされたことがあります。
日焼け止めには専用のクレンジング剤が販売されている場合は、そちらを利用した方がいいでしょう。
◆どちらがいいのか?
ケミカルの日焼け止めは、アレルギーの原因になることもあるので、敏感肌さんは避けた方が無難でしょう。
ただし、ノンケミカルの日焼け止めの場合も、落とし方は必ずチェックしましょう。石けんなのか洗顔料なのか製品によって異なります。
石けんと指定がある場合、洗顔料では落ちにくいので要注意です。
お湯で落とすタイプの日焼け止めもあります。
私は、ケミカル・ノンケミカルの両方を使い分けています。
メイクで白っぽくならない日焼け止めを使いたい場合は敏感肌用のケミカル。また体にはボディソープで落としやすいノンケミカルの日焼け止めを選ぶことが多いです。
ですが、日常的に顔に使うのは、ノンケミカルの日焼け止めを使います。上手く使い分けて、快適に紫外線対策しましょう。
ノンケミカルの敏感肌用日焼け止め
ノンケミカルのおすすめ日焼け止めを紹介します。
◆ノブ UVミルクEX
・SPF32、PA+++
・35g
・抗炎症成分〇
・化粧下地効果〇
・肌色補整×
・毛穴カバー×
・ツヤ感
何とお湯でオフできる日焼け止め。日常使いにおすすめ。お湯でオフできるので子供と一緒に使いやすい。ただし、汗や水に弱く落ちやすいので塗り直しはこまめに。
お湯で落とせるタイプ。
◆キュレル 薬用UVカットエッセンス
・SPF30、PA+++
・50g
・抗炎症成分〇
・化粧下地効果〇
・肌色補整×
・毛穴カバー×
・ツヤ感
みずみずしい乳液状のテクスチャーの使いやすい日焼け止め。セラミドケアしながら、しっとりツヤのある肌に仕上がる。やや白っぽくなる。
洗顔料で落とすタイプ。
◆エトヴォス ミネラルUVセラム
・SPF35、PA+++
・30g
・抗炎症成分〇
・化粧下地効果〇
・肌色補整×
・毛穴カバー〇
・ツヤ感
5種類のヒト型セラミド配合、さらにアミノ酸類も配合しているので、バリア機能をケアしながら肌をしっとり保湿します。強めのツヤ肌仕上げ。美容液・日焼止め・化粧下地の機能があるので、化粧水⇒UVセラム⇒ベースメイクと時短。白っぽくなるので、手のひらに伸ばしてから使うとよい。
石けんで落とすタイプ。
◆ヴェレダ エーデルワイスUVプロテクト
・SPF38、PA++
・50mL
・抗炎症成分〇
・化粧下地効果〇
・肌色補整〇
・毛穴カバー〇
・ツヤ感
オーガニックの植物のチカラで、しっとり保湿しながら肌をひきしめる日焼け止め。化粧下地としてもファンデーションが崩れにくくなる優れもの。ベージュ色で、白っぽくならず肌色補整してくれる。オーガニックコスメが好きな乾燥肌さんにおすすめの日焼け止め。
洗顔料で落とせます。
◆アクセーヌ スーパーサンシールド
・SPF50⁺、PA++++
・40g
・抗炎症成分×
・化粧下地効果×
・肌色補整〇
・毛穴カバー×
・ツヤ感
汗や水をはじくウォータープルーフ処方。高い紫外線カット効果で、外でスポーツをするときや、レジャーのときに頼りになる日焼け止め。ツヤと光を拡散させることで肌をキレイに見せてくれる。白っぽくならない。
石けんで落とせるタイプということだけど、実際はしっかりクレンジングと石けん洗顔しなければ落ちなかった。
◆ディセンシア サエルCCクリ―ム
・SPF50⁺、PA++++
・25g
・抗炎症成分〇
・化粧下地効果〇
・肌色補整〇
・毛穴カバー〇
・ツヤ感
肌のバリア機能をサポートしながら、外部刺激のストレスから肌をケアする日焼け止め。
さらに肌の補整機能がすばらしく、時間差で光を拡散するので1日中肌がキレイなツヤを放つ。強すぎないちょうどいいツヤが、美肌に見せてくれる。『敏感肌を守る&キレイに見せる』の両方を叶えてくれる。ベージュ色で白っぽくならない。CCクリ―ムなので薄化粧効果あり。
クレンジングで落とすタイプ。
ケミカルの敏感肌用日焼け止め
ケミカルですが、中には敏感肌用に低刺激性に作られた日焼け止めがあります。
◆ラロッシュポゼ UVイデアプロテクショントーンアップ
・SPF50⁺、PA++++
・30mL
・抗炎症成分×
・化粧下地効果〇
・肌色補整×
・毛穴カバー△
・ツヤ感
白浮きしないで、肌を自然にトーンアップしてくれる日焼け止め。ツヤ感と毛穴カバーで、肌をキレイに見せてくれる。しっとりして乾燥しにくく、肌なじみがいい。
紫外線吸収剤のケミカルなので、敏感肌用とはいえ注意が必要。
石けんで落とすタイプ。
持ち運び用 ノンケミカルの日焼け止め
◆オンリーミネラル マーブルフェイスパウダーシマ―
4つのミネラルカラーが肌を明るくみせてくれる。
付属のブラシでふわっと顔にパウダーをのせると、肌にしっかりフィット。軽めの仕上がりはまるで日焼け止めを塗っていないよう。化粧直しの時にも使える。
日焼け止めを塗りたくない人は、フェイスパウダーで肌をプロテクトする方法も。
石けんで落とすタイプ。
SPF50⁺、PA++++
◆HACCI UVミスト
ノンケミカルのUVスプレーならHACCIのUVミスト。メイクの上からスプレーするだけなので、2時間ごとの日焼け止めの塗り直しも楽になります。メイクも崩れません。携帯に便利な小さめサイズと大きめサイズがあります。
SPF30、PA+++
美容系雑誌での下調べは必須
複数の雑誌を調べた後、化粧品を購入すると失敗が少なくなります。
情報は宝の山。
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